日光江戸村の楽しみ方

あらためて知る日本の美しさ

 

あらためて知る日本の美しさ

 

和を象徴する松や竹林、もみじ、柳、梅に柿…と、日光江戸村が誇る数々の日本庭園には目に美しく心に優しい樹木が正しい日本様式で植樹されています。夏にはサラサラと葉音を奏でる竹林に涼を求め、秋はあでやかなもみじの紅葉に日本の四季の豊かさをあらためて実感。

 

うっすら雪化粧をした冬の日本庭園は、まるで墨絵のような気品を見せてくれます。そして春には若緑の芝生や柳の初々しさが、身体全体にしみわたるかのよう。なにも思わず、ただ散策するだけでも、日本人に生まれてよかったなと思えるような和の美意識と自然が日光江戸村の庭園にはあるんですね。

 

公開されている茶室は中にも入れますし、石庭や築山といった日本独特の造園も観賞できます。また池の造りも趣向がこらされ、石橋や浮島が情緒豊か。池に浮かぶ浮島まで絶妙な間隔とラインで飛び石が配され、わたしたちの祖先である江戸人は、こんな景観を愛でて句をひねったり詩を吟じたりしたのでしょうね。

 

日光江戸村へ行ったら松尾芭蕉か与謝野蕪村になったつもりで、一句詠んでみてはいかが? 誰の胸にも眠っているはずの詩心を、日光江戸村は呼びさましてくれます。馬厩棟にはロケ用の馬がいて、ひとに慣れているからかわいいことこのうえなし。ぜひ訪れてみてください。